ザップゼラップ その2


今回は、復活の「ザップゼラップ」です。


前回やったメンバーから1人だけぬけた、3年生2人とりんです。


ちょっと、しぶりがちな二人を、
「この前のは、ちょっとした練習やん。今日、もう1回やってみて、あかんかったらやめよう」
てな感じでさそいます。
「ほら。今度は、コマ2つでやってみるでー。どっち動かしたらいいのかとか、けっこう考えておもしろそうやん」
りんとしては、期待しているゲームだけに、やってみたいんですね。
まあ、しぶっている子たちではなく、このゲームは他の子で試すという手もあったのですが、おもしろくなるというけっこうな確信(根拠レス)があるので、この子達に悪印象のままでいてほしくないというのもあります。
「これ、やってみようか」
と1人の子が言ってくれたので、スタートです。


3人でやると、場所によって有利不利が出そうです。
さそってから、
「あらら、ちょっとバランス悪いかな」
と思いましたが、いつも通りのまあいいや
「1番前を走るプレイヤーが不利そうだから、そこを大人のりんが取ろう。」
と思っていましたが、
「わたし緑」
てな感じで、早々、コマの色が決まってしまったので、それも、まあいいやでスタートです。
先頭がなーさん。2人に挟まれる形でりん。1番得そうなラストの場所を取ったのがさーさんでした。


スタート。今回は、サイコロの数がばらけたりもして、なかなか、波瀾万丈な展開です。
はじめに、スタートに戻されたのは、りんです。上手に大きな桶をとって、順調に進んでいたさーさんに追い抜かれました。
でも、すぐにスタートから出てくるりんが、さーさんをぬきかえして、スタートに戻します。


単純に、大きい数の桶を取ったらいいかというと、そうでもない。特に、スタート直後は、相手をスタートに戻す力がないので、下手に相手より先に進むと、次の番で自分がまたスタートに戻されることになります。
そのあたりのことは、理解できるのですが、まだ、2つのコマの都合のいい方を考えて動かすというのは、3年生には難しいようです。


1番不利だと思っていたトップランナーのなーさんが、1人をゴールに入れました。


その時、なんか違和感が…。
ん?なんでこのゴール、スタートの向こう側にあるんだ?
もしかして……。


でも、気にせずに続けます。
なーさんは、1人がゴールしたことにより、2人目が、他のプレイヤーと絡む位置に入ってしまいました。
りんとさーさんに、連続でスタートに戻されたりします。


その間に、りんが1人目をゴールさせます。
そのときには、2人目も、けっこう2人の後ろの位置をキープして出発しています。


さーさんは、なーさんにスタートにまたかえされてしまいます。


そんなこんなで、りんが、2人目をゴールに入れました。


結果は、りん 1位。なーさん 2位。さーさん 3位でした。


これだけの展開で、なんとたった15分たらず!!


「あー、ドキドキした」
「おもしろかったわ」
「こんどは、コマ3つでやりたい」
との声。よかったーー。
やったー、やりましたよバラックさん!!
今回のスムーズなゲーム運びは、あの1回目の練習があったからですよーー。
「おお。でも、3コマは、時間かかるからなー。次の時間いっぱいあるときにしよう」


感無量。


で、ゲーム終わってから、違和感の部分のルールを確認。


わたしたちは、ゲームボードのコマをトラックを走るのと同じ向きに動かしていました。
でもそうすると、3以上の数が出るといきなりゴールできてしまいます。
時計まわりに、まわらないといけないのでした。
人が走る向きは、心臓の場所と関係あるそうです。さすが、魔法使い。普通の人とは、心臓が逆にあったようです。


あと、追いつかれただけでも、スタート戻しだったんですね。
それも、間違っていました。追い抜かれたらスタート戻しでプレイしていました。


今度は、正しく遊びましょう。