アンダーカバー2


実は、きのうプレイした「アンダーカバー2」です。


20分ほどの時間がありました。
集まったのは、「ザップゼラップ」のときと同じく3年生のなーさん、さーさんの2人。それから、同じく3年生のあーさんです。


りんを入れて4人ですから、今度は、3つコマでの「ザップゼラップ」かと思いきや、
「2回やったし、違うのやろー」
とのことです。
「これがいいなー」
と子ども達が持ってきたのは、「アンダーカバー2」。


箱を開けて出てきた大きなエージェントコマと金庫にいたく感動していました。
「うわー。これ、持って帰ったらあかん?1個でええし」
あかんて!だいたい、そんなもん1個だけ持って帰って、いったいどうしようというんやーー。
まあ、それほどあの木でできた大きなコマには、魅力があったということです。
「ギャング、かっこいいな」
「ギャングじゃなくて、スパイです」
「え、スパイとギャングってどう違うの?」
いきなりそんな、難しいことを。でも、いい質問だ。
「えーと、スパイは、みんなに正体がはれたらあかんねん。
 これからカードを配って、みんなの色を決めます。でも、それは、人に絶対に知られたらあかんねんで」
てな感じて、ゲームが始まりました。


サイコロを振って、自分のコマでも、人のコマでも、どのコマでも動かせるというのは、子ども達にとっては、わかりにくそうなので、1番手をわたしが取って、サイコロを振ります。


「5。どれか1つを5動かしてもいいし、赤1と黄1と青1と紫1とオレンジ1としてもいいし、赤3と青2と動かしてもいいです」
と言いながら、赤を3つと青を2つ動かします。


後、エージェントコマが金庫コマのある建物に入ったら、点数が入ること、点数はエージェントコマがいる建物の点数であること、42点を超えた色があればゲーム終了となることなどを子ども達に一気に伝えました。
基本的なルールは、これだけです。
でも、もちろん、やってみなければ、わかりません。


エージェントコマが、金庫のある建物に入りました。
点数が入ります。
実際にポイントゴマを動かしてみて、納得です。


さーて、金庫の移動です。
どこに置く?


ポイント入るのがわかりました。
みんな、自分でポイント入れてみたいんです。
次、すぐにポイントを入れられる2つ向こうぐらいに金庫を置きます。


みんな、金庫マスにコマを進めますから、けっこうな勢いで点数が伸びていきます。
エージェントコマを動かすときは、けっこう考えているのですが、まだ、1つのコマに移動ポイントをすべて使うことが多いです。もしくは、1つを金庫まで動かして、もう1つのコマをあまり分動かします。
3つ以上動かすのには、気が回らないようです。


「トップにいるやつは、こうやってマイナスに入れて落とさないと負けちゃうよ」
といって、さりげなくトップを−3点の廃墟に入れて、自分の色のコマを10点の建物に入れます。


基本的に、金庫をなにも考えずに追いかけますので、1周まわってくる頃には、勝手に1位になってゲームが終わっていました。


「で、これが42点を超えたので、終わりです。
 他の全部計算したら、順番が決まります。
 自分カードを表向けて、何番だったか見てみ」
と言うと、
「あ、そうか」
とやっと納得の声でした。
ここまでで15分ぐらいです。


1位 りん。2位 さーさん。3位 なーさん。4位 あーさん。でした。


さーさんの感想。
「けっこうむずかしくて、頭を使うゲームだなー」と思った。
でも、楽しかったよー!
10点満点で8点。


なーさんの感想。
まけたので、くやしかった。またしたいなー。
10点満点で5点。


あーさんは、用事があるということで、残念ながら感想が聞けませんでした。


片づけたあと、もうちょっと時間があったので、どんなゲームがあるのか見るなーさんとさーさんの2人。
「いっぱいあるなー。これどうしたん」
「買ったんだよ」
「どこに、こんなん売ったるの?トイザらスとかにある?」
「これは、全部、ドイツとかのゲームやから、トイザらスにはないわ。京都のお店とかにあるよ」
「ドイツのなんや。」
「うん、そやしカードもドイツ語で書いてあるやろ」
と、「アンダーカバー2」の重要書類カードを見せます。
「このカード、今日、使わへんかったやん。何に使うの」
「ルールが難しくなるから、今日はぬいといてん。
 例えば、このカードやったら、金庫のとこに止まったときに、人を2マス動かしたりできるの」
「じゃあ、これは?」
という感じで、カードの説明を一通りしました。
「ああ、おもしろくなりそうやな」
「うん、今度やるときは、混ぜてみようか」
で、またゲームの箱の山にもどって、
「ドイツが好きなん?」
と聞かれました。
「ドイツが好きなんとちがって、ドイツのゲームが好きなん。
 あんまり、こういうゲーム、日本にないやろう。
 でも、おもしろいやろ?」
と言うと、
「うん」
と答えていました。
自分たちが遊んでいるのは、「ドイツのゲーム」。
ちょっと頭の片隅にでも、残っているといいな。