ノイ たまにはあるさ、こんな日も

2年生の子たちに、今は「ノイ」を広めようとしています。


チップを使って遊ぶゲームなのですが、チップが露骨に「お金」じゃないところがいい感じです。
わたしの大好きな「クク」では、チップは露骨に「お金」を感じさせてしまいます。碁石をチップがわりに使ってやっていても、


「♪お金、お金、お金、お金、お金さえあれば♪オレ」


と子どもも歌い出してしまいます。
うーむ。なんで、そんな「世界お金持ちクラブの歌」(歌:ヘドロ)なんて、子どもが知っているんだろう?
再放送、しているらしいです。


「お金じゃなくって、チップ」


と言いきかせて遊んでいます。


でも、このチップは、負けたときに場に支払うだけ。増えることはありません。
だから、比較的安心して子どもにも、保護者の方にも、教えることができるゲームです。


で、今回はわたしもまざって5人で。本当は、6人いるのですが、1人は見学するとことです。


ちなみに、わたしの入っていない子どもだけのテーブルでは、「ハゲタカのえじき」と「ジェンガ」、そしていつものデタラメ「ブロックス」のテーブルがたっています。
1回ぐらい、「ブロックス」のルールを教えないといけないな。時間もかからないし(笑)
↑ わかんないけど、しきつめるだけでなんか楽しんでいて、なぜかいつも人気が高い。


ゲームスタート。
4月に2年生に成り立て子どもたちですから、足し算はちょっとつらいものがあります。特に+10とか、+50とか2ケタになると、とまどいます。
でも、ルールもわかりやすいですし、足して100超えるかどうかというのは、わかるようです。


次に出したいカードをもって、


「うーーん」


とうなっていると、一緒に遊んでいる計算速いだれかが、


「57」


とか、足した数字を言ってくれます。


で、子どものプレイですが、はじめはやっぱり、「ショット」とか、「+2」とかの特殊カードを使いたがります。


今回は、子どもがどうやってうまくなっていくのか見たかったので、アドバイスなしでプレーしております。


「101」からが、このゲームのオモシロいところ。
特殊カードがあれば、どこまでも粘れます。それを経験した子のなかには、一発でこのカード後に残すんだと気づいた子もいました。


「かのカードは、残しといた方がとくやでーー」


の声がでます。でも、経験してない子は、なんでそう言われるのかわかんないみたいですねぇ。


「いいの。いいの」


なんて言って出してます(笑)


パタパタと2回連続で男の子が負けちゃいました。この子は、まだ特殊カードの役割がよくわかってないようです。あらあら、そういうこともあるんだと思った3回目。
「101」。女の子が「ショット」のカードを出します。


「誰にする?」


誰選んだと思います。
子どもって、異性の知り合いには冷たくて残酷です。
思いっきり、2回まけている男の子を選んでいます。
まあ、それも作戦のうちですが、やっぱり平等に楽しくという思いもあります。


「彼は、さすがに2回負けてるから、他のチップいっぱいもっている人からにしよう」


ためらいなく、りんにショットされてしまいました。
それ以降、全部、ショットがわたしの方に集中したことはいうまでもありません。


うーむ。大人って損だ。でも、それをしのいでこそ大人。


なんと、わたしが耐えると、男の子まで順番が回ってしまって、3回連続でチップを失って、彼のチップが1枚もなくなってしまいました。


前、うつぼで遊んだときは、絶妙のバランスだと思ったのですが……。


「もう、1回しようか?」


男の子も、くじけず楽しそうにしているのでよしとしよう(笑)
見学の子もさそうと、今度は、一緒に遊んでくれました。


2回戦目は、特殊カードをちょっと意識してプレーしたようでした。
でも、「101」のカーど゜は、すぐに出してしまいます。


「なんで?」


「だって、足し算せんでもいいんやもん」


め、めんどくさいだけか……。


子ども見てると、彼だけでなく、「101」のカードはわりとすぐに出す傾向がありますな。


み、みんな、足し算をさけようとしているな(笑)


2回戦目は、なかなか、よい勝負となりました。


でも、わたしは、チップ1枚とられただけでしたよ。
だって、足し算、いやがってないもん。