にじいろのへび


ごねず、泣かず、お母さんもバイバイして、さて、遊ぼ。


3歳かぁ。
できるゲームは、限られてくるよなぁ。


で、まずは「にじいろのへび」からです。
カードをめくって、同じ色をつなげていくだけ。これならでるはず。


おっちゃんと、おばちゃんと、3歳の子で遊びます。


では、3歳の子からスタートです。


ペラ。


そういえば、1枚目というのは、どう考えてもつながるはずがないんだから、この場合、おっちゃん、おばちゃんが、先にめくった方がいいような気が。


まぁ、いいや。
ペラ。


おばちゃんも、ペラ。


という感じでめくっていきます。


だれがめくったカードでも、並べるのは、3歳の子の仕事です(笑)
つながるところが見つけられると、


「かしこーい」
「すごーい」


と歓声がわきます。


いいなー。わたしも、この頃にもどりたいよ。


なんでか、シッポばっかりが、3つぐらい出ております。


頭は、頭。


で、めくって出てくるのが、「にじいろ」のシッポです(笑)


ここで、問題発生。


「にじいろのしっぽは、何色の体にでもつなげることができるんだよ」


と説明しますが、3歳の子、納得いかない様子。


しかたがないので、説明やめてつなげておくと、


「ちがうでしょ」


ととっぱらわけてしまいました。


うーむ。言葉がわかっているようにみえて、実は、本能だけ(?)で動いていたのか?
まあ、納得いかないものはしかたないですねぇ。


で、「にじいろ」の頭登場。


「できたー」


短い、短い、にじいろのへびです(笑)


で、その後、頭が連続して出ました。


長い長いへびも、できあがりました。


頭をひっつけた瞬間、その子が、ふっと後にのけぞりました。


???
??


「もしかして、長いへび、ちょっとこわかったの?」
「かまないかなー?」

大当たり。あまりの長さと、へびの顔が、ちょっとこわかったようです。

「大丈夫だよー。このへびさんはねぇ、やさしいへびだから、全然、かまないんだよ。なでなで、ってしてあげて」

今まで、何ともなかったのに、この変わり身のはやさは、ビックリしました。
近づきません。

「じゃあねぇ、こっちの小さいへびさん、なでなでしようか」

さっき完成した2枚のにじいろのへびです。

「赤ちゃんへびさん、なでなで」
なでなで。

「こっちのへびさんは、やさしいお母さんへびなんだよ。なでなで」
なでなで。

「かんだ?」
「大丈夫やった」

ゲームは続いて、3匹の長いへびと、2匹の赤ちゃんへびができました。