すすめコブタくん


さて、次に遊べそうなゲームは、やっぱり「すすめコブタくん」です。


「かわいいコブタくんたちのレースが始まりますよー。
 走る道はとっても細い一本道です。
 普通のコブタくんたちなら、前がつかえたりしてレースになりません。でも、このコブタくんたちは、実はサーカスのコブタくんたちなのでした。
 だから、前にコブタくんがいるときでも、その背中の上に乗ったり、飛び越えたりしてすすむことができます。
 そして、背中に乗っかられたコブタくんも、なんと、そのまま走るのです」


このゲーム、はじめる前にいつも、こんな感じで前口上を述べるわけです。
それから、サイコロ振ってというくわしいルール説明にはいるわけですが、なんか、わたしこのお話しするのが、大好きです。


実際にコマを使って、コブタの背中の上にコブタをつんでいきながら話をします。
そうすると、けっこう小さい子でも、おもしろがって聞いてくれます。


ただ、3人となると、ちょっと人数的に少ないよなぁ……。
コマを1人2つずつ使うというのは、けっこうよくあるパターンかな?


ということで、コマを1人2つずつ持って、ゲームをすることにしました。
サイコロをころがして、好きな方を動かすで、問題ないかな?


さて、ゲームスタートです。
3歳の子ですが、なんとか数は読むことができます。
ただ、コマ動かすときに、どうしても自分の今止まっているマスから、「1」と数えてしまいます。
これは、小学校入学したてで、すごろくとかやっていない子も、そういう傾向があります。わたしの知っている子は、1年生で、数は数えられましたが、数と進めるマスが1対1対応になっていない子がいました。だから、マスをちゃんと数えられるこの子は、けっこう経験豊かなのだと思います。


そういう部分は修正しながら、いっしょに遊びました。


自分のおかれている状況、勝っているか、負けているかということには、まだ無頓着なようで、大人2人と遊んでいるのですが、どっちかというと、自分がサイコロをふって、その出た数だけコマを動かしているという感覚の方が強いようです。


つまり、あんまり長時間(というほどでもないのですが、子どもにとってということです)すると、アキがきちゃうんですよねぇ。


なんとか、コマがコマの上に乗ったりすると、楽しくてもつのですが、それがおこらないと……。


しまった。1コマだけで遊んだ方がよかったかな?2コマだと、その分、時間がかかってしまいます。
しかも、わたし、2コマでやったときの弱点がわかってしまいました。
自分のコマが、自分のコマの上に乗った場合、下のコマばかり動かしていけば、自動的に上のコマも動くので、他の人に比べて2倍のスピードで移動できてしまう(笑)


そして、こうやって、ぶっちぎっている人には、もう追いつかない。


いやー。やってみるまで、気づかんかった。


けっきょく、最後の方は、3歳の子の気が散るのをだましだまし、遊んだのでした。


意外な効果としては、一緒に遊んでいたおばさんが、けっこうこのゲームを気に入ってくださいました。


「どこで売っているの?」


と言うことで、京都のいわき ぱふのことをお教えすると、


「あぁ、聞いたことだけはある。帰り道にあるはずだから、1回、行ってみよう」


とのことでした。京都の方だったようです。
自分のお子さんは、家でお留守番をさせながら、どうやら、この託児の仕事についてくださっているようです。


宣伝。宣伝(笑)