ニワトリ羽根取り競争 ニワトリも運動会


子どもたちも、学校が始まったようです。
2学期始まるとともに、運動会の練習が始まったそうで、ちょっと疲れ気味の様子です。


9月といえども、この暑い中、運動場走り回っていたらたまらんだろうねぇ。


まあ、子どもたちも、忙しかったということで、きのう9月10日(火)が、2学期入ってからの初遊びの日になりました。


なぜか、2年ばかりが集まっていたのですが、けっこう慣れたもので、積み木出したり、ゲームを選んだり。


で、わたしは、「ニワトリ羽根取り競争」を用意して、やる気満々です。
前に書いていた、「子どもたちがゲームをする姿を1歩引いた立場で眺める」というのは、忘れてください(笑)


「うつぼゲーム会」で、散々に負けているこのゲームですが、まだ、きょっと納得しきれていないことがあります。
それは、


あっこに来てる子だけが、特別に記憶力がいいんとちゃうか?


という疑いです。


普通の2年生だったら、わたしだって負けないやろう。というか、ゲーム終わらんのとちゃうか?


普通って、なんやねんというツッコミは、おいといて。


わたし以外のプレーヤーは、3人とも女の子。それに、若干、イヤーな予感を覚えながらも、ゲームスタートです。


インストしがてら、カードをめくります。
まあ、1番手のプレーヤーは、なんもカードめくられていないところから始まるから、このゲームの場合、ちょっと不利ですし、ちょうどいい。


「自分のニワトリさんの前にあるたのご型のカードと同じ絵柄の六角形のタイルをめくれば、前にすすめます」


ペラリ。


「こんな風に、違っていたら、次の人の番になります」


で、次の子。ペラリ。


「おぉ、すごい。正解。正解すると、もう1枚めくれて、正解し続ける限り、どこまででも進むことができます」


ペラリ。


エ、エスパーです。エスパーがいます。
いきなり、なんにもめくられてない2番手の子が、2回連続で正解を引き当てました。確率的には、132分の1かな。
なんか、最初の思惑とは、違うゲームになりそうです。


でも、さすがに3枚目は、間違ってしまいました。真後ろのニワトリに2歩もいきなり連続で歩かれて、ちょっと焦り気味のりんです。


まあ、あとは順調に、普通にゲームは進んでいったのですが。


4回ぐらい順番がまわってくると、12枚ある裏向けの六角形のカードは、すべて1回は、めくられてきます。
りんは、なぜか、気になるカードが1枚あって、連続で3回ぐらいそのカードを引いてしまって1歩も進めないなんてこともあったのですが……。
なぜか、その場所にあるカード、めくったことないような気がするんですね。で、めくってみると、同じカタツムリの絵ばかりが出てくるという。


「おっちゃん、さっきから、そこばっかしめくってるでー」


新しいゲームなので、ギャラリーがついています。そのギャラリーから、そんな声援が(笑)


そして、そこで異変が(笑)
突然、1人の子が、暴走を始めました。


今まで、1歩、2歩ぐらいずつしか歩いてなかったニワトリなのに、


「ここ。ここ。ここ。ここ…」


プレーヤーのカードをめくる声が、ニワトリの鳴き声のようです。


「はい、1人目抜かした」


オイオイオイと、みんなあっけにとられています。


「ココ。ココ。ココ。ココ…」


半周以上進んで、


「はい、2人目抜かした」


残るは、りんのニワトリのシッポだけです。


「ココ。ココ。ココ。ココ……」


コケコッコー。


なんと、4分の3周以上をいっきに走って、すごいスピードで、3びきの羽根を全部取ってしまいました。


あと、試しに1周させてみる。


「ここ。ここ。ここ。ここ。ここ……」


全部、覚えたみたいです。
エスパーの子では、ありませんでした。
終了までの時間、15分……。


結論。
4人いれば、1人ぐらいは、こういう子がいるようだ。


このゲームのすごいところは、ギャラリーについてた子も、見てるだけでルールがわかっちゃうところです。


「やりたい。やりたい」


というので、わたしは、別の子と交代。
このゲームの悪いとこは、楽しいので、わたし以外の子は、


「もう、1回」


と交代しないところだな。
まあ、はじめてのゲームでもあるし、もう1回ぐらいはやってみたいか。


「まあ、見てるだけでも楽しいから、見とこう」


というギャラリーも、何人か。


周りに目をやると、いつものメンバーが、積み木で遊んでます。
それから、「ハリガリジュニア」が遊ばれています。


特記すべきは、「バンボレオ」ですね。
訳ないし、説明いっさいなしなのに、ちゃんと遊ばれていました。
ただ、3つぐらい円形ボードの上に積むと、すぐに壊れていましたが……。
壊れ方が派手で、ものすごくウケておりました。


「おっちゃん、おっちゃん」


ん?みると、「ハムスター」を持った子です。


「このゲームのしかた、忘れてしもたーー」


うーむ。これとか、「大道芸人」ぐらいの複雑さだと、もう、ルールがわかんなくなっちゃうようです。
わたしも、もう1回、ルール確かめちゃうゲームですからね。


「そっとおやすみ」とか「ピット」だと、セットアップが出来ないから、遊ばれていないんです。
あれは、遊ぶ人数によって、使うカードを選ばなければなりませんからね。


また、セットアップの部分から、教えていこう。