嫁ぐ日まで その2 この頃 涙もろくなった母が 庭先でひとつ 咳をする

シークエンス


うちの母親は、全然、涙もろくなってないのですれども。
というか、最強です。
でも、いじめたらすぐ泣きます。
……いや、いじめているというよりも、ダメなところを注意しているだけなんですけどもね。


それはさておき。
ということで、大人4人、手持ちブタさんなのでゲームでもしようという話になりました。
なんでも、妹の婚約者は、将棋だっけ、囲碁だっけが、強いのだそうです。
うわさによると、「文字ピッタン」とかも強いらしい。


まー、初対面同士ですので、「ワードバスケット」とか、「アップル トゥ アップル」で様子を見るという手もあったのですが、残念ながら前回書いた通り用意ができていませんでした。


ということで、手元にあったお気楽そうな「シークエンス」で遊んでみることにします。
トイザらスで購入したのですが、まだ、遊ぶ機会がなかったゲームです。


「シークエンス」は、トランプを使った五目並べみたいなゲームです。
ルールは、すごく簡単です。
トランプは、ジョーカーを抜いた52枚のカードを2セット104枚使います。
ボードには、各スートの「ジャック」を除いたカードが印刷されています。
手札から、1枚カードを出して、そのカードと同じボード上に自分の色のチップをおきます。このチップが、縦でも、横でも、ななめでも、5つそろえば、シークエンス。このシークエンスを規定の数だけつくるのが、勝利条件です。


3人以上はチーム戦になってしまうということで、今回、兄貴は妹のサポートにつきます。
なんか、「ころぽっくる」とかで子どもが小さすぎて、お母さんとチーム組んでるみたいではありますが、妹、あんまり考えるの得意ではないので、まあいいか。


3人だと、シークエンスを1つつくった人が勝ちです。


あと、ボードに印刷されていない「ジャック」のカードは、特別な力があります。
スペードとハートのジャックは、幹線に横を向いた絵のジャックで「片目のジャック」と呼ばれています。ダイヤとクラブのジャックは、正面を向いた絵のジャックで「両目のジャック」と呼ばれています。
手札から、「片目のジャック」を出した場合は、邪魔なコインをボードから取り除くことができます。
手札から、「両目のジャック」を出したときは、コインを好きなところどこにでも置くことができます。


やってみた感想ですが、


……思ってたより地味だ(爆)


まず、ボード上に印刷されているカードなのですが、スートでくっついて配置されているようで、そうでもない(笑)
だから、最初のうちは、自分のもっている手札が、ボードのどこにあるのかをさがすのがけっこう大変です。


りんの家の人々は、性格がおおざっぱにできていますから、あんまり、そんなことを気にしません。
そうすると、けっこう、あっちゃこっちゃに、コインが散らばってしまいます。


えーと、


「リーチだ!」


と盛り上げるために、けっこうがんばったのですが、リーチになっても、手札にちょうど邪魔をするカードがなかったら、どうしようもありません。
そして、リーチかけても、けっこう手札にそろうカードがないことも多かったです。


偶然の要素がちょっと強すぎるかなぁ。


勝ったのは、妹の婚約者でした。


えーと、こっちが、一生懸命盛り上げようと、


「リーチだ!」


とか言っている間に、自分は、こっそり4つならびを作ってました。


「えーと、これで終わりですよ」


と言われるまで、わたしは終わったことにも気付きませんでした。


うーむ。
なんというか。
いや、いいんだけどね。


マイペースなヤツめ。