子どもいっぱい その1

素敵さんのウィンク


えーと、3月の末頃に2年生の子どもたち30人ぐらいで遊ぶ機会がありました。


そこで、教えてもらったのが、「素敵さんのウィンク」というゲームでした。
元ネタが、どこかにあるかもしれません。
知ってたら、また、掲示板などで教えてください。


「素敵さんのウィンク」は、いっぱいの人数で遊べるパーティゲームです。
まず、トランプを1枚ずつ配ります。
配るなかに、必ず「ハートのA」を入れておきます。
でも、自分がどのカードをもらったかは、ゲームが終わるまで、みんなには内緒です。


意味のあるカードは、「ハートのA」だけです(笑)
「ハートのA」をもらった人は、「素敵さん」になります。


さて、この「素敵さん」ですが、メチャクチャ素敵な人です。
どれぐらい素敵かというと、なんと、その人にウィンクをされると、メロメロになって、その場にぶっ倒れてしまうぐらい素敵なんです(笑)


ということで、プレーヤーは、全員、適当に部屋の中を歩き回ります。
素敵さんは、時々、他のプレーヤーの目を見つめてウィンクします。
ウィンクされた人は、素敵さんにメロメロになって5秒後にその場に倒れてしまいます。


えーと、5人ぐらい倒れたら、ウィンクされた人以外はイスに座って、誰が素敵さんなのかを推理します。


ということで、やってみました。
いろんな意味で、ルールが紳士協定なゲームなので、ちょっと2年生には難しいかもしれません。
あと、30人は、さすがにちょっと多いのかも。15〜20人ぐらいが、適正人数かなぁと思いました。


えーと、はじめのうちは、ウィンクされたかどうかが、イマイチわからない。
だから、素敵さんに、


「ぼく?今、ぼくにウィンクしたの?」


という感じで、自分を指さす人続出(笑)
でも、一応、気をつかって声は出さないんですけどね。
思いっきり素敵さんの方をみて、確認しています。


で、すぐに素敵さんがだれだかわかるので、みんな、素敵さんからのがれようと、部屋の中を走る走る。


「ウィンクされたら、確認しない!!」


という注意の元、もう1回。
こんどは、なかなか、上手にいきました。


座って、推理タイム。素敵さんにメロメロにされちゃった人は、素敵さんを売るようなことはできないので黙っときます。


「なんか、ニヤニヤしてるし、OOくんやと思う」


「○○さんが、はなれたとき、○○くんが倒れたから」


「わたし、○○くんが、ウィンクしたところみたで」


おっ、この楽しさは、ちょっと「汝、人狼なりや?」に通じるところがありますね。
というか、このシステムを上手に使えば、殺すのリンチするのという言葉を使わない「人狼」ができそうな感じです。


「ウィンクしたころを見た」なんていうのは、かなり有力な手がかりだと思うのでが、けっこう子どもって、自分が1回その人だと決めているときは、意見がかわりにくいようです。


多数決をとって、多い順に


「あなたは、素敵さんですか?」


と聞いていきます。
3人ぐらいであたりました。


ということで、1回遊べると、子どもたちも、ルール理解したようです。


「もう、1回、やりたい」


よーし。
ということで、もう1回。


ヘンです。
倒れる人が多すぎます。


……。
まだ、ルール理解してなかったようです。
元気な男子は、素敵さんじゃないのに、だれでも彼でもウィンクしています(笑)
というか、お互いのウィンクで両方が倒れたりしているのですが……西部のガンマンですか、キミたちは。


それでは、ゲームにならないのだよ。
ということで、


「素敵さん以外は、ウィンクしたらダメだよ」


ということで、もう1回。