今年もサンタは、あわててる その2 子どもと大人?

ネフスピール


なぜか、用事が終わったのに、まだ「はぷ南草津店」にいすわる大人のお客2人(笑)
居心地いいなぁ。


話は、今日見てきた相沢さんのパフォーマンスのことに。


「あぁ、わたしもお店がなかったら、見に行きたかったです…」


とは、店長さん。よそのお店の企画なのですが…(笑)


で、いろいろな積み木の技の話になりました。


「あれ難しいんですよ」


と言って、疑いの眼で見られた「アングーラ」の三角形を2つ作るパフォーマンスも、実際にその難しさを体験してもらって(笑)
実は、ぱふ南草津店のゆかが、けっこう滑らないから難しいというのもあるかもしれませんが……。


そして、店長さんが見たという、「ネフスピール」の四方向に落ちる技の話に。


「これですか?」


と、岡山の現代玩具博物館で見た、4色にわかれる技を披露しますが、どうもそうではないらしい。


「なんだかねぇ、こう順番にまわっていくみたいにキレイに落ちていくんですよ。
 わたし、ハァーってなってしまってねぇ…」


岡山でされていた技は、16個あるネフスピールのうち8個をまずパタパタ落としの要領で積んでいって、残りの8個をねじって同じ用にパタパタ落としの要領で積んでいくというものでした。*1
でも、こののせ方だと、まず左右に落ちて、次に前後に落ちるというふうになるので、確かに、まわっていくような落ち方にはならないんですねぇ。


ということで、3人で、レッツ・チャレンジ(笑)
もう、ずっと、この大人3人、ぱふ南草津店の積み木の前のゆかに座りっぱなしです。
店的には、どうなんでしょう……。


順番にまわって落ちていくということは、螺旋階段みたいに積んでいくのかなぁということで、みんなで、協力して積み上げます。


えーと、おそらくわたしよりは丁寧なでこねぇさんが、積み上げ係。
わたしは、積み木わたし係。
店長さんは、とりあえず見学。


慎重に慎重に積んでいく、積み上げ係。


「はい、これ。はい、これ。はい、これ……」


なにも考えないで、ハイペースで、積み木をわたしていくわたし。実は、ちょっとイラチです。


「ちょっ、いきなり、そんなに積むの?」
「それって、全部使ってやらはったんですよねぇ。はい、積む積む」


思えば、でこねぇさんは、そういう意味で言ったわけではなかったのですね。
さて、あとちょっとで、全部積み上げられそうになったとき。


「うーん、バランス悪くなってきたねぇ。ちょっと、おさえますよ!」


と、わたしがさわった瞬間!


ドシャーーン!


と積み木は、崩れ落ちてしまいました。


ヤパイ!怒られる!


首をすくめるわたし。にらむでこねぇさん(いや、にらんでなかったかも…笑。おもしろいので、そういうことにしておこう)。
それの一連の動きを見て、店長さんが一言。


「なんだか、いたずらの見つかった子どもとお母さんみたいですねぇ。
 親子みたい……」


ガーーン。
この大人なわたしを捕まえて、


「いたずら小僧…いたずら小僧(エコー)……」


その頃、でこねぇさんは、


「お母さん…お母さん(エコー)……」


となっていたかどうかは、不明です。


そうか、そう言えば、店長さんのなかでは、わたしと妹が夫婦という設定であったな……。
この2人連れは、「親子」と認定されてしまったか……。


今度、ぱふ南草津店の店長さんが、いたずら小僧とお母さんのうわさ話をしたら、それは、わたしたちのことだと思ってください……。


……いや、違うって!


邪魔して怒られるとこわいので、それぞれが別れて作っていくことに。


わたしは、とにかく、どんどん積み木を積み上げていく。
それを見たでこねぇさん、


「なんにも、考えてないでしょう?」


えっ、し、失礼な!
と、でこねぇさんの方を見ると、4つだけ使って、少しずつ検証しながら積んでいます。
わたしは思わず、パチンと手をたたきましたよ〜。なるほど〜、考えるって、ああいうことか〜。
なんというか、やっぱりこれも、理系と文系の違いだろうか?性格の違いという気もしますが。


で、4つでやってみると、キレイに落ちますねぇ。


ぱふの店長さんも、積んでます。
実は、今までも、積みたかったんだねぇ(笑)この人は、さしずめ不思議系だな。お客さんにあわせるためだと思うのですが、思わぬ知識が飛び出してくるからな〜。


でも、わたしのが高く積み上がってきたので、


「どうぞ。どうぞ」


とせっかく積んだのをくずして、わたしに渡してくれたのでした。
さすが、あきんど!!自分の欲望よりも、お客さんを優先します……。
そういえば、ぱふ南草津店は7時閉店ですが、時々、車で前を通ると、7時半とかでも店の灯りが煌々とついていることがあります。お客さんが帰らない限り、決して店を閉めないみたいです。
なんて、お客さん思いな……。


「えっ、そんな、いいですのに…」


と言いながらも、手を出すわたし。


4つは、でこねぇさんが使っているので、とりあえず、12段の螺旋階段ができました。
いちよう、これでも、バランスを上手にとれば立ちます。


「いきますよ〜」


パラパラ…デーーン


2、3個ぐらいは、きれいにパラパラと落ちるのですが、途中で、全部一気に倒れてしまう感じです。


積み方が雑だからか?
でも、この積み方だと、倒れたときの反動と次倒れる向きが違うのです。だから、そのうちどうしても、反動が大きくなってしまって……。
ほら、ちゃんと考えてるでしょう(笑)わたしは、やってしまってから、考えるタイプです。


覆水盆に返らず。


まあでも、4つでキレイに落ちることが証明されたので、積み方を工夫したら、大丈夫なのかなぁということで、今回は、これは宿題ということで、お店を出ました。


お店に、結局、1時間ぐらいは軽くいてしまった気が……。


店を出て、でこねぇさんは、コンサートに……。


「頭…痛い……」


は、はしゃぎすぎ??
いえ、ちょっとこの前の週ぐらいから、体調が思わしくなかったそうです。


「コンサート、ちょっとパスするわ……」


大変、残念そうにそう言って、でこねぇさんは、帰って行ってしまいました。
大丈夫かな?


次の日、わたしは、わりと元気そうなでこねぇさんに、また会いましたが*2、それはまた、別のお話で。

*1:実は、8個と8個のつなぎ目ののせ方に、ちょっとしたコツがあります。

*2:ボードゲームシンポジウムで