年の初めのボードゲーム その4

イヌイット


さて、2歳の子をお母さんのところに送り届けて、ちょっとコーヒーを飲んだりシュークリームを食べたりして、またまた、子どもたちは、別の部屋に集まります。


「ミッドナイトパーティ」をもう1回というかなぁと思っていたのですが、出てきた言葉は、


「『ニワトリ』もう1回やりたいなぁ」


です。
これには、ちょっと、わたしが参りました。
大人は、メモリーゲームは1日30分までという規則が……そのときに、わたしがつくりました……。


「いやいや、他にも、おもしろいゲームはあるのだよ」


ということで、イヌイットを出しました。
実は、幼稚園の子2人、ここまで小さい子に大丈夫かなぁという思いもちょっとあったのですが。
対象年齢は、7歳以上になっています。


「これ、イグルーっていって、北極の近くにすんでいるイヌイットのお家です」


「おうちの中には、ビーズがいろんな数はいってます」


「これを持ったり、振ったりして、中にいくつビーズがはいってるのかを当てるゲームです」


まあ、このへんで、イグルーを持ち上げたり、自分のチップをイグルーの溝に入れたりしています。


「裏に答えがかいてあります。でも、裏を見ちゃだめです」


で、カードを9枚おいて、


「カードには、数字が書いてあります。この数字とおんなじだけビーズが入っていると思うイグルーに自分のチップをさしてカードの上におきます」


とりあえずの説明は、これぐらい。


「よーい、スタート」


で、いっせいにイグルーを振ります。
幼稚園の子2人と小5の子、そして、わたしの4人です。
ついてきてるかと幼稚園の子を見ると、まあ、イグルーを振っているので大丈夫でしょう。


で、1回目答え合わせ。
カードとイグルーの数字があっているか見ていきます。


「正解すると、チップが返ってきて、カードがもらえます。
 全部終わったときに、このチップの数とカードに描いてある人の数が点数になります
 点数が多い人が勝ちです」


小5ぐらいになると、数字が1つしかかいていないのよりも、3つかいてあるほ方があたりやすいということはわかっています。
だから、最初は、そういうのを狙っています。


「だから、この手の数字がいっぱいかいてあるやつは、子どもが1人しかいません」


このあたりの説明は、幼稚園の子には理解できていないかも。


「イグルーがいっぱいのっているカードは、正解者の中から1番数字が大きい人がもらえます。
 この場合、正解した人のチップは返ってきます」


と答えあわせをしていくと、幼稚園の子1人と小5の子がけっこう一緒のカードにイグルーをおいていたのですが、これが、幼稚園の子ばっかりカードを取っています。


もう1人の幼稚園の子は、ちょっと的外れなのが多い感じです。
わたしは、3つぐらいのやつを取っていく感じです。


ゲームを続けると、幼稚園の子1人が、すごく上手でした。
ピンポイントで、「9」とかのカードの上に正解のイグルーをのせてきていました。
逆に、もう1人の幼稚園の子は、ちょっとイグルーを取るのを遠慮してしまっている感じでした。


あんまりにも、カードとかけ離れたイグルーをおくので、ちょっと確認すると、


「絶対に全部のカードにイグルーをおかないといけないと思った」


とのこと。
あまったカードに、あまったイグルーをおいてくれていたみたいです。
正解がなかったら、おかなくてもいいんだよと説明。
1回目は、この子のチップが、全部なくなって終了しました。


トップは、もう1人の幼稚園の子で、途中で終了したので20点ぐらい。でも、かなりの正解率でした。自分のチップを2こぐらいしか失っていません。


「意味わかったし、もう1回やるーー」


ということで、もう1回。
今回は、全員、チップをなくさずに最後のカードまで。
でも、圧倒的に1回目勝った幼稚園の子が強かったです。


ピンポイントであててくるわ、3つ数字のあるカードには、3つイグルーのせて全部正解するわ。それって、意味ないと思うのですが……。
わかるみたいです。
なんか、40点近い点数だったと思います。


2番目は、小5の子。はっきりいって、1番の2番の差、レベルが違う……。


これは、簡単でおもしろいので、もう1回楽しみました。
結果は……かわりませんでした。