5月MMGテーブルゲーム会 その5 はちはち


MMGのスゴいところは、毎回、なにか1つテーマがあるところだと思います。
そのあたりは、ゲームの造詣が深い森田さんが主催ならではではないでしょうか。


前回、わたしが行った2月のゲーム会では、「スカットセブン」がその日のテーマだったと思います。


そして、今回、5月のMMGのテーマは、日本の伝統的な花札遊び「八八」でした。
ルールさえ理解できれば、サクサクと進むゲームなのですが、その最初のルール説明に時間がかかってしまうということで、今回、ルール説明をして、次からサクサクと遊んでいこうということだそうです。


ルールは、関西ルールと関東ルールがあるそうです。
おそらく、関東ルールが、正式に昔から遊ばれていたルールで、関西ルールは、それを元にいろいろな部分を省略して遊びやすくしたルールだということのようです。


例えば、まあ、花札はギャンブルゲームなので、チップ(というと雰囲気がこわれてしまいますが)を使うのですが、このチップの単位が、「文」と「貫」です。
関東ルールだと、12文で1貫という12進法で数えるのですが、関西ルールだと、10文で1貫というふうに今のわたしたちにとっては、わかりやすくなっています。
ただ、ルールが、わかりやすく軽くなってしまった分、ゲームの醍醐味の部分も、若干軽くなってしまっているのかな。


今回、MMGで教えていただいたのは、本格的な関東ルールの方とのことでした。


3人から7人までで遊べるそうですが、おもしろいことに、実際の花札をするのは、いつも、3人です。
だから、4人以上いた場合は、誰かが3人、手札を見てゲームから降りることになります。


これは、手札を見て、降りるかどうか宣言できます。
そして、この降りか、ゲームするかを決めるところから、熱いバトルが始まっているわけです。


賭けるチップがなくなったら、胴元から借りることが出来ます。
けっこう、すぐに無くなっちゃって、みんな胴元から借りまくり(笑)
えーと、最初、ちょっと借りるのが、「菓子折」です。
お菓子はお菓子でも、氷菓子(高利菓子)です(笑)
そして、山のように借りるのが、「だるま」です。
手も足も出ずに、目玉だけが飛び出るのだそうです。実際、借りた証として、だるまをもらうのですが、ちゃんと、目が飛び出ます(笑)


なんか、どんなゲームなのか、読んでいる人は、さっぱりわからないかも。


えーと、いろいろ、はじまった時から役があったりします。
そのあたりが、ちょっと難しいのですが、ゲームをする3人が決まったら、あとは普通の花合わせです。
自分の手札から1枚出して、山札を1枚めくって、同じ季節のカードを取っていきます。
ただし、「四光」とか、決まった役ができると(出来役だったかな)、その場でゲームを終了することが出来ます。


山札は、降りた人の手札を集めて作ります。
だから、降りた人は、山札にどんな札が入っているのか、だいたい知っています。
だから、自分が降りた勝負でも、見ていて、


「待ってたら、いい札がでるぞ〜」


とか、楽しみながら、待っていられるそうです。
↑ まだ、わたしは、そこまで行きませんでした。



こうして、1年間12回勝負をして、一番、チップを集めた人が勝ちです。
でも、あと、掛け金が、2倍になる「大場」や、「絶場」というのがあります。
そして、「大場」や、「絶場」が、最終月になると、1か月ずつ終了月がのびていきます。


このあたりが、ギャンブルだなーと思います。
倍々ゲームで、


「もとかすると、取り返せるのかもしれない……」


と思わせて、どん底にたたき込むという(笑)


多分、このゲームは、なごやかーにするよりも、ピリピリとしながらやった方が、おもしろいのかもしれません。


鉄火場でした。
わたしは、火だるまになっておりました。