最後は、哲学に…


「現にここには、お前と俺がいる」
「いると錯覚しているのかもしれない」


なんか、最後に哲学的になってきました。
でも、こうやってここに収束させていくことによって、この「魔獣戦線」だけではなくて、「ゲッターロボ」シリーズや、「虚無戦記」など、過剰な暴力と進化が描かれ続けてきた石川賢作品そのものの結論が出た気がします。


というか、なんとなく「虚無戦記」には、繋がっちゃったかなという印象をうけたのですが。


で、やっぱり、テーマ自体の結論が出ても、ストーリー自体の結論は出ずに、もう、盛り上がったところでぶちギレ(笑)


いや、


「もう、まんぞくじゃ〜」


という声が、聞こえてきそうな感じです。


うーむ。でも、やっぱり、広がっていくときのおもしろさが、石川マンガのすごさなので、この終わり方は、正解なのかもしれない。
なんか、ストーリーで結論を出すと、どうしても、小さくきれいにまとまった感じになってしまうと思います。