ザップゼラップ


初期の「うつぼゲーム」会に持って行ったときは、あんまり好評ではなかった(でも、わたしのお気に入りである)「ザップゼラップ」ですが、前回ぐらいから、なかなか、何度も遊ばれています。


「世界のボードゲームを広める会 ゆうもあ」主催の「日本ボードゲーム大賞」で見事、「子どもゲーム部門」2位に輝いたゲームです。


ちなみに、スタッフ・ミーティングで、ボードゲーム大賞の話題が出たときの会話。


「結果出たけど、子どもゲーム部門の1位知ってる?」


「えーと、『穴掘りモグラ』でしたっけ」


「そうそう。じゃあ2位は?」


どんなゲームがあがっていたっけ?とちょっと考えてから、


「『そっとおやすみ』でしたっけ」


と言うと、


「そんなん、全然、投票なかったよ」


と言われてしまいました。嘘やーー。わたしの1票があったはずやーー。
みなさん、「子どもゲーム部門」と「定番ゲームアンケート」に、「そっとおやすみ」と書きましょう。
もちろん、嘘はいけないから、ちゃんと遊んでからね。
そして、来年、


「組織票はダメ」


とか言われて選外になったりしたら、とっても悲しい。いや、ある意味、組織票になるぐらい有名になったらうれしいかも。
来年はぜひ、「ころぽっくるの家」でも、アンケート取りましょう(笑)


で、その時に忘れられていたゲームが、「ザップゼラップ」でした。


だいぶん前に、バラックさんが、ここの掲示板で、「時間が少々かかる時がありますので、手持ちのコマを3個から2個無いし1個に変えてやることをお薦めします。」と発言
されていたのですが、その言葉の意味が、なんか今頃やっとわかった感じです。


それと同時に、今、つらつらと考えるに人数の問題もあったかなぁと思います。
けっこう幼稚園ぐらいの小さいこと遊んだのですが、4人で遊ぶというのは、なかなかシビアなゲームだったかもしれません。
何回か、子ども泣きかけていました。


追い抜かれると、抜かれたコマはスタートまでもどってしまいます。このルール、けっこうイジワルなんですねぇ。


子どもは、出来るだけサイコロに近い目を取って、出来るだけコマを進めようとするのですが、本当は、ここは進んでいけないという状況もけっこうあります。
例えば、自分がスタート地点からコマを動かして、相手を追い抜いちゃうときなどです。スタートから出たこの場合だけは例外で、自分のコマは追い抜いた相手のコマをスタートにもどすことが出来ないのです。


そして、その直後、相手のコマが動いたら……。
せっかくスタートから出たのに、あっという間に後戻り。


人数が多いと、この追い抜かれる可能性が増えるんですよ。


「1」は、確実に進めることを発見して、「1」の樽ばっかり取っている子もおりました。
↑ こういうの見てると、本当に子どもって面白いし、すごい考えているよなーと思います。


でも、その作戦も、後から来た相手に抜かされるので、あんまり有効じゃないんですよ。


泣かないための作戦としては、大人が一気にゴールして、子どもが泣く暇ないぐらい素早くゲームを終わっちゃうとか(笑)
たしかに、コマ3つだと、ちょっとつらいわ。
子どもによっては、ボコボコにされていると感じる子も、というか、本当に状況的にボコボコにされている子もいますからねぇ。


コマの多さもさることながら、人数の多さもゲームを難しくしていました。ボードの大きさが同じなら、少ない方がおいぬける可能性が少ないですから。


うん。次回遊ぶときは、2人ぐらいで勧めてみよう。弟子ゴマも2つずつぐらいで。