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王位継承
「王位継承」は、「Viva il Re!」という原題のゲームです。
これも、スゴイ簡単でおもしろいゲームでした。
わたしは、自分の正体を隠してコマを動かしていくところなんか、ちょっと「アンダーカバー2」を思い出しました。
でも、これも「アンダーカバー2」のようなスゴロクゲームではないんですよ。
まず、プレーヤーは、内緒の「目的カード」というのを他のプレーヤーにわからないようにもらいます。
「目的カード」は、今回のラウンドでプレーヤーが点数を得ることができる王位継承者がかいてあります。プレーヤーの目的は、このキャラクターを出来るだけ上の地位につかせて、点数を得ることです。
でも、自分のキャラクターを悟られてしまうと妨害にあってしまいますので、上手に動かしていかなければなりません。
地位は、「国王」を頂点に、「僧侶」、「兵士」、「商人」、「職人」そして、「奴隷」となります。
まずは、13人の王位継承者のうちから1人を選んで、「僧侶」、「兵士」、「商人」、「職人」のどこかにおいていきます。これが、その王位継承者のスタート位置になります。
自分の秘密カードにかかれている王位継承者を上の地位につけておくか、それとも、関係ない者を下の地位からスタートさせるか、それとも、そんな素直にいかずにフェイクをかけるか。
ここからもう、騙し合いがスタートしています。
全ての王位継承者のスタート位置がきまったら、手番のプレーヤーは、王位継承者のうち1人を選んで、1つだけ地位を上げることができます。
ただし、1つの地位には4人の王位継承者しか着くことができません。だから、上の地位が4人いるとあげることが出来ません。
また、「国王」になる場合は、プレーヤー全員の投票で、全会一致で賛成されなければなりません。
「国王」に信任されなかった王位継承者は、そのラウンドは、ゲームから除外されます。だから、自分にとって邪魔なキャラクターを「国王」に推薦して、ゲームから除外するということもできるわけです。
ただし、このとき、「賛成カード」は何回でも使い回しが出来るのですが、「反対カード」は使い切りで使うとなくなってしまいます。
これが、けっこう微妙で、
「誰かが『反対カード』を出すだろう」
と思っていると、みんなそう考えて、「賛成カード」を出しているなんてことも起こり得ます。
誰かが、「国王」の座についたら、そのラウンドは終了です。
「目的カード」を明らかにして、そこに書かれた王位継承者の地位に応じて、点数を得ることが出来ます。
やってみると、けっこう難しいです。
特に、「国王」。
今回は、けっこうあっさりと信任されていました。
と思って、自分の王位継承者を推薦すると、不思議に邪魔されてしまいます。
うーむ。
もしかして、表情よまれているかな?
そういえば、「ババンク」にも、ちょっと似ているような気がします。
わたしは、弱いです。
でも、これも、簡単に終わって、
「もう1回!」
と言いたくなるような、よいゲームです。
ということで、いつものように京都の夜はふけていきました。