ミクロになった意味…


これが、アシモフの未来史のなかで人類が宇宙に広がるきっかけになったのかなぁと思います。


ところで、今回の「ミクロの決死圏」は、前作と比べると、ちょっと「うーむ」なところがあります。


それは、あんまりミクロになる意味がなかったような気が……。


まあ、はじめっから、医療目的で体に潜ったわけではないので、シャピーロフがああなっちゃったのは、しかたないと思います。


でも、ストーリーをすすめるための原動力も、全部、シャピーロフとは、結局関係なくて、実は、ミクロ化して体内に入らなくても結果的にはよかったものばっかりだった気がします。


まあ、科学の発展というのは、えてしてそういうものかもしれませんが、ちょっと騙されたような気がします。


まあ、最後のオチは、けっこう好きで、クスッと笑ってしまいましたか。