早川書房

なんでも、知ってる? ポアロの長編シリーズ第2弾です。 旅行先で、 「読む本がない」 と言った人がいたので、この本を読ませたら、ポアロがでてきたぐらいで、 「ポアロ、イヤな奴だ……」 といって、本を返してきました。 たしかに、そんな感じ。まあ、クリ…

大当たり!! 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」とこの「秘密機関」を平行して読んでいて、両方とも、大当たりのおもしろさで、どっちを読みすすもうかちょっと迷ったぐらいです。 クリスティ文庫で、「ポアロ」1冊、「マープル」1冊ときて、この「ト…

あら、牧師さん、いい人だ うーん、やっぱり、登場人物が多いとつらいなぁ(笑) 普段が、キャラクターのメリハリのきいた小説ばかり読んでいるので、この手の「みんなあやしい」小説は、誰がたれだかわからなくなります。 ヘイスティングさんは、ただのいい…

わたしと推理小説 ということで、江戸川乱歩に導かれて(笑)、アガサ・クリスティです。 このシリーズ、全100巻。はたして、どこまで読めることやら。今のところは、ポアロ、マーブル、短編などなど、巻の順番ではなくて、ジャンル別にいろいろ読んでい…

選択せよと、神がのたまう 完結編の2巻です。 えーと、第5話と第6話は、昔に書かれた話ということで、やっぱり、最新作にくらべると、ドキドキは足りない気がします。 それでも、第1話にくらべれば、おもしろいですけどね。 というか、ちゃんと話のおわ…

ネコ好きな人は、いい人だ。 ジョージ・R・R・マーティンというと、ゲームでもファンタジー小説でもけっこう有名な「七王国の玉座」の人です。 まだゲームの「七王国の玉座」もやったこともなく、小説「七王国の玉座」も読んだことがないのですが、わたし…

今も、生きている…… 新生ななこちゃんは、昔に比べると善良さはへっている気がします。

四谷さん ななこは、四谷さんが好きだったのですね……。 いや、これ読むまですっかり忘れていました。 というか、以前出たコミックもっているはずなのに、全然、ストーリーが頭に残っていないのは、どういうことだろう??

すーぱーがーる そういえば、ななこってインカムつけてたような記憶があるのですが……イコちゃんと混ざっているのかな?アニメ? 吾妻ひでおにしたら、「ななこ」も、「ポロン」も、すごい抑えたお話で、昔はそれがちょっと不満だったりしました。 でも、今読…

ギリシア神話って… 思い出せば、「浮気」とか、「間男」とか、「姦通」とか、そういう言葉は、ギリシア神話で知ったような気が……。

お気楽なマンガほど… たしか、これは、妹が小学生ぐらいの時に、誕生日にプレゼントした覚えがあるような……(笑) その頃から、わたしの読んでるマンガって、あんまり傾向変わってないって事ですね。 こういうお気楽なマンガほど、実は続けるのは大変なんだ…

懐かしい雰囲気の…… 実は、「イティハーサ」以外の水樹和佳子の作品って、読んだことないのが判明しました。 あぁ、SFだ。それも、なんというか、懐かしい雰囲気がするのは、やっぱり20年前の作品だからということもあるのだと思います。 星新一、光瀬龍…

逆転、逆転、大逆転!! おおっ。 後半部は、一気読みしてしまいました。 けっこうスリリングだ。 まあ、若干ロボット同士の権力闘争とか、ダニールの書き方とか、ドースはこれから浮気するのとか……。 アシモフじゃない〜というのは、本当にそうなんだから、…

ロボットの瞑想 うーん、焚書して(知識を捨てて)、瞑想に生きるか……。 そして、多分、それが、ゲイアに続いていく。 でも、アシモフならば、決して知識を抑圧する方向には、動かなかったはずだと思ってしまう。 でも、そのアシモフだったらという部分を除…

黄実花 文庫版「イティハーサ」最終巻です。 黄実花という存在は、お話のなかのアクセントぐらいに思っていたのですが、どうやら、そうではない様です。 那智も、アオヒコも、確かに、黄実花の話をすごく重要視しているんですね。 今回、気がついたのですが…

鷹野と桂 昔、読んだときは、単純な物語しか理解していなくて、鷹野の桂に対する思いとかは、全然理解していなかったなぁと思います。 弟ではなくて、並んで立つ者になりたかったんだとやっと気づきました。 そして、その想いの元は、ずっと前に見た桂の後ろ…

人は ゆらいで 人になる 好きなシーンがいくつかあって、青比古が、 「お…おれは、時々 キョウジになりたくなる」 というシーン。 それから、香夜がタカヤに、 「おれはもう殺したくない…」 とタカヤが心に思っていたことをかわりに言うシーンですね。

機械の苦悩… モラルが高い人間は、ロボットと同じように人に危害を加えたりしない。 そして、性能がよくなるにしたがって、ロボットは、自分の使命がないことにむなしさを感じたりもする。 しかし、そんなふうに考えられることが。ロボットにとって幸せなこ…

言葉を口に 言葉を口にすることの重さと大切さがあります。 言葉は、大好きな人への呼びかけであったり、自分の想いであったり。 言葉のもつ意味は、思われて、口に出されて、音になって、少しずつその力を強めていきます。 だから、口から出る言葉は、出来…

カケラ… おもしろいです。 もちろん、物語もなのですが……。 きのう、「ぼくを探しに」のカケラの話をかいて、今日、この本をよむというのが……。 ここでも、カケラの話がありました。 青比古という登場人物がいて、この人は、とても穏やかな人なのですが、ひ…

あちらとこちら この時点で、亜神が古き神の跡を継ぐよき神々で、威神がそれに対立する悪しき神々。 そして、その2つの神々の下にいる人間たちも、同じように、威神のところには、悪役がいる……。 そんな風に見えるようにかきながら、作者の目は、しっかりと…

アシモフらしい… ひさしぶりに、まともな本の感想ですね。 でも、下巻の感想は、いつになるかわからないという……。 あぁ、1巻のベンフォードよりも、グレッグ・ベアのロボットたちの方が、わたしにとっては、アシモフのロボットに近いです。 特にこの時代の…

支配されないことの意味 再読です。 こうやって、時間をおいてから読むと以前は理解できなかったことがよく見えてきます。 たとえば、この話がかなり細部まで作りこまれたうえでかかれたものだということは、もちろん以前も感じていたのだろうけど、こうして…

遠い東京で…戦争がはじまっている 1番、テイストが似ているのは、「最終兵器彼女」だと思った。 まあ、あれは、かなりストレートに悲惨さを表現しようとしていたけれど、「凹村戦争」の場合は、かなりドライだ。 ただ、この世界の「どうしようもなさ」。そ…

お猿の脳へ 人間と一緒に、ロボットが、お猿の脳へ精神接触しているのですが、ロボットにそれは可能なのだろうか? いや、ベンフォードが、彼女を人間として扱いたかったのだなぁというのはわかる。でも、心は人間でも、ボディは鋼鉄で、頭脳は陽電子頭脳な…

やさしいロボット アシモフの「ファウンデーション・シリーズ」を読めるのですよ。もう1回。 しかも、ロボットたちが大活躍。 でも、やっぱり、ベンフォードは、アシモフではなかったのであります。 まあ、当然ですが。 うーむ。 多分、第零法則というのは…

ミクロになった意味… これが、アシモフの未来史のなかで人類が宇宙に広がるきっかけになったのかなぁと思います。 ところで、今回の「ミクロの決死圏」は、前作と比べると、ちょっと「うーむ」なところがあります。 それは、あんまりミクロになる意味がなか…

Fantastic Voyage 翻訳の題名だけではなくて、ちゃっと原題も前と同じだったのですね。 でも、これ作品、原題と訳題が、ちょっとかけはなれすぎてないかい? 米ソの対立がなくなってしまった現在ですが、やっぱりおもしろいですね。