ハヤカワ文庫

名探偵アルド・ナリスのシリーズ第2弾。 相変わらず、やなヤツです(笑) しかも、シリーズ、第3弾、第4弾の伏線をさりげなく張っています。たくましいな。 しかし、このギルドのありかたというのは、いつの時代でもこんなのなんだろうか?メッチャクチャ…

なんでも、知ってる? ポアロの長編シリーズ第2弾です。 旅行先で、 「読む本がない」 と言った人がいたので、この本を読ませたら、ポアロがでてきたぐらいで、 「ポアロ、イヤな奴だ……」 といって、本を返してきました。 たしかに、そんな感じ。まあ、クリ…

巡り巡って… いやぁ、もうとっくに死んでいるものだとばかり思っていたので、ちょっとこの登場は、ビックリですねぇ。 まあ、前の巻あたりから、もしや……という感じではあったのですが。

大当たり!! 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」とこの「秘密機関」を平行して読んでいて、両方とも、大当たりのおもしろさで、どっちを読みすすもうかちょっと迷ったぐらいです。 クリスティ文庫で、「ポアロ」1冊、「マープル」1冊ときて、この「ト…

そして、あっさりと… 前巻で、やっと追いついたと書いたのですが、今、これを読み終わって、すでに105巻目がでています。 あっさり、追い抜かされています。 このところの展開は、なかなか懐かしいというか、おもしろいですねぇ。 ねぇさんが、今、ちょう…

あら、牧師さん、いい人だ うーん、やっぱり、登場人物が多いとつらいなぁ(笑) 普段が、キャラクターのメリハリのきいた小説ばかり読んでいるので、この手の「みんなあやしい」小説は、誰がたれだかわからなくなります。 ヘイスティングさんは、ただのいい…

103巻にして、やっと追いついた… ずーっと、グイン・サーガを読み続けていますが、新しい巻が出ていないうちに読み終わるのって、実ははじめてかもしれません。 いつから読んでいるのかは定かではないのですが、わたしの読んだ1巻は、改訂版の5刷で昭和…

わたしと推理小説 ということで、江戸川乱歩に導かれて(笑)、アガサ・クリスティです。 このシリーズ、全100巻。はたして、どこまで読めることやら。今のところは、ポアロ、マーブル、短編などなど、巻の順番ではなくて、ジャンル別にいろいろ読んでい…

少年期の終わり… ちょっと、イシュトが持ち直した感じで、ホッとしています。 イシュトのファンなので。

選択せよと、神がのたまう 完結編の2巻です。 えーと、第5話と第6話は、昔に書かれた話ということで、やっぱり、最新作にくらべると、ドキドキは足りない気がします。 それでも、第1話にくらべれば、おもしろいですけどね。 というか、ちゃんと話のおわ…

ネコ好きな人は、いい人だ。 ジョージ・R・R・マーティンというと、ゲームでもファンタジー小説でもけっこう有名な「七王国の玉座」の人です。 まだゲームの「七王国の玉座」もやったこともなく、小説「七王国の玉座」も読んだことがないのですが、わたし…

マリウスの歌が聞こえる 引っ越しで、本の整理をずーーーーっと、2、3週間ほどかけてしていたわけですが、読んでない栗本薫だけで、棚が3列ぐらい埋まってしまいました。 えーと、既読の「グイン・サーガ」は、全部、別のところ(実家)にあるんだが……。 …

普通の人のグイン・サーガ いやあ、読み切りの「アレナ通り十番地の精霊」が、とってもおもしろかったです。 思いっきり、英雄を否定していますけど(笑) でも、一方で「英雄」を書きながら、こういう視点からのお話も書けてしまうというのが、栗本薫のすご…

100巻にして、縛られてます… そして、さすが100巻。 グインに史上最大のピンチが……。 力よりも、こっちの方がピンチだという。

捨てられるのは、つらいです なんか、ひたすら、ひたすら、イシュトヴァーンがかわいそうです。 自分で、落ち込んでいる部分も、おおいにあるのですが。

都合のいいことだけ… あんまりにも、都合のいいことだけ覚えているグインに、けっこう笑ってしまいました。 しかも、1番最初に出会う人間が、イシュトだとは……。 たしかに、モンゴールはあそこにあるので、必然といえば必然なんだけど。

懐かしい雰囲気の…… 実は、「イティハーサ」以外の水樹和佳子の作品って、読んだことないのが判明しました。 あぁ、SFだ。それも、なんというか、懐かしい雰囲気がするのは、やっぱり20年前の作品だからということもあるのだと思います。 星新一、光瀬龍…

逆転、逆転、大逆転!! おおっ。 後半部は、一気読みしてしまいました。 けっこうスリリングだ。 まあ、若干ロボット同士の権力闘争とか、ダニールの書き方とか、ドースはこれから浮気するのとか……。 アシモフじゃない〜というのは、本当にそうなんだから、…

ロボットの瞑想 うーん、焚書して(知識を捨てて)、瞑想に生きるか……。 そして、多分、それが、ゲイアに続いていく。 でも、アシモフならば、決して知識を抑圧する方向には、動かなかったはずだと思ってしまう。 でも、そのアシモフだったらという部分を除…

マリウス 実は、マリウスは、けっこう好きです。 ということで、今回は、ちょっと名誉挽回の巻でした。 ただ、あの詩は、あんまりにも解説しすぎで、ちょっとおさえた方がという気がしました。

黄実花 文庫版「イティハーサ」最終巻です。 黄実花という存在は、お話のなかのアクセントぐらいに思っていたのですが、どうやら、そうではない様です。 那智も、アオヒコも、確かに、黄実花の話をすごく重要視しているんですね。 今回、気がついたのですが…

鷹野と桂 昔、読んだときは、単純な物語しか理解していなくて、鷹野の桂に対する思いとかは、全然理解していなかったなぁと思います。 弟ではなくて、並んで立つ者になりたかったんだとやっと気づきました。 そして、その想いの元は、ずっと前に見た桂の後ろ…

人は ゆらいで 人になる 好きなシーンがいくつかあって、青比古が、 「お…おれは、時々 キョウジになりたくなる」 というシーン。 それから、香夜がタカヤに、 「おれはもう殺したくない…」 とタカヤが心に思っていたことをかわりに言うシーンですね。

機械の苦悩… モラルが高い人間は、ロボットと同じように人に危害を加えたりしない。 そして、性能がよくなるにしたがって、ロボットは、自分の使命がないことにむなしさを感じたりもする。 しかし、そんなふうに考えられることが。ロボットにとって幸せなこ…

言葉を口に 言葉を口にすることの重さと大切さがあります。 言葉は、大好きな人への呼びかけであったり、自分の想いであったり。 言葉のもつ意味は、思われて、口に出されて、音になって、少しずつその力を強めていきます。 だから、口から出る言葉は、出来…

カケラ… おもしろいです。 もちろん、物語もなのですが……。 きのう、「ぼくを探しに」のカケラの話をかいて、今日、この本をよむというのが……。 ここでも、カケラの話がありました。 青比古という登場人物がいて、この人は、とても穏やかな人なのですが、ひ…

あちらとこちら この時点で、亜神が古き神の跡を継ぐよき神々で、威神がそれに対立する悪しき神々。 そして、その2つの神々の下にいる人間たちも、同じように、威神のところには、悪役がいる……。 そんな風に見えるようにかきながら、作者の目は、しっかりと…

アシモフらしい… ひさしぶりに、まともな本の感想ですね。 でも、下巻の感想は、いつになるかわからないという……。 あぁ、1巻のベンフォードよりも、グレッグ・ベアのロボットたちの方が、わたしにとっては、アシモフのロボットに近いです。 特にこの時代の…

支配されないことの意味 再読です。 こうやって、時間をおいてから読むと以前は理解できなかったことがよく見えてきます。 たとえば、この話がかなり細部まで作りこまれたうえでかかれたものだということは、もちろん以前も感じていたのだろうけど、こうして…

お猿の脳へ 人間と一緒に、ロボットが、お猿の脳へ精神接触しているのですが、ロボットにそれは可能なのだろうか? いや、ベンフォードが、彼女を人間として扱いたかったのだなぁというのはわかる。でも、心は人間でも、ボディは鋼鉄で、頭脳は陽電子頭脳な…