2004-09-23 ■ 読書 神隠しと日本人 小松和彦 角川書店 角川ソフィア文庫 アジール たしかに、「神隠し」という名前のアジールがあれば、生きていくのは少しは楽そうです。 でも、本当は、「アジール」そのものが優しいわけではなく、「アジール」を認めて受け入れる此岸そのものが、優しいのですね。 だから、「神隠し」を認める世界を作るには、やっぱり、こっちの世界そのものの考え方、受け入れ方を変えていかないといけなくなります。 ところで、わたしは宮崎アニメは「千と千尋の神かくし」と「トトロ」は、見ていません。 なぜか、名作と呼ばれるものだけ見ていないという。 どういう巡り合わせだろう?