宮下英樹

マンガらしい… この物語で、あんまり、リアルリアルといわない方がいいと思います。 どっちかというと、マンガらしい。そのマンガらしいところが、とっても魅力的です。 リアルな世界では、人はフワリとは落ちてきません。

顕如、あやしすぎ…… あぁ、でも、このノリは悪くないなぁ……と思ったりして。 これはこれで、わかりやすい「魅力」であると思います。 まぁ、宗教というのは、人を食い物にしていくものであるというのは、事実です。

比叡山、焼き討ち どう描くのかなぁとおもっていましたが、「圧倒的な比叡山」に「劣勢でありながら挽回した信長」という感じで描かれていくようです。 どちらにも、平等な目をむけているともいえます。 でも、どっちかというと、それでもやっぱり、戦闘集団…

物語と現実 「歴史上の物語と現実は、違うのだよ」 といいながら、思いっきり物語側に舵取りしているこのお話がわりと好きです。

お市の方 お市の方が魔女みたいです。 まあ、その後、柴田勝家と結婚して、秀吉と対立していく影にも、この女の人の影があるというようになっていくのかな。

人たらし 人たらしの豊臣秀吉。 うーん、こんな感じのところがあったんだろうなぁ。 それは、感じた。 わたしのイメージでは、もうちょっと、天才なんだけど。

精一杯 暑苦しく、精一杯生きていて、きもちいいですね。 でも、長生きができるとは思えない。 いや、この方が、かえって力が出せて長生きできるのかも。

秀吉のタブー おぉ、そうきたか。 秀吉のタブーに、あえて視覚的なマンガで挑むのか? 秀吉も、竹中半兵衛も、けっこういいイメージです。 信長のイメージというのは、なかなか帰られないものですが。