マッチファイブ


ブロックス」を出した日本のメーカービバリーから新発売されたゲーム「マッチファイブ」を遊びました。ツォッホの出している「アヤ」というゲームの完全日本語版です。


ブロックス」を出したビバリーから発売ということで、トイザらスとか近くのおもちゃ屋さんでも手に入りそうです。
滋賀県トイザらス、それから、梅田のキディランドで売ってるのを見かけたという情報が入っています。
日本メーカーから出るゲームということでも、気軽に町で手に入るゲームということでも、がんばってほしいですね。


プレーヤーは、このゲームはじめての大人たちと、何回か遊んだことのある中学生の子たちです。


大きな玉を置くためのステーションを使って遊びます。
最初、わたしこのステーションを見たとき、なんか仕掛けがしてあって、パチンコ台みたいに玉が自動的に移動するのかと思っていました。


うーむ。あんまり機械的な仕組みは、楽しくないような……。


つぶれやすそうということもあって、そんな心配をしていたのですが、全然、思っていたのと違いました。


ステーションの役割は、なんと玉を置くためだけにあります。玉を動かしたりするのは、全部手動で動かします。
プレーヤーの真ん中に、このステーションを置いて、このステーションの上に2色の玉を並べてプレーするわけです。
はっきりいうと、このステーションなくて、玉のかわりに2色のコインとかでも、プレー出来ると思います。
うむ。でも、玉をもって、動かしていくときの感覚、気持ちよさっていうのは、「アバロン」とかと通じるものがありますから、やっぱりこのあたりのギミックは、重要なのかもしれません。


ルールは、中学生の子が説明してくれました。
子どもに説明できるルールであるというのは、大切ですね。もちろん、中学生ぐらいになると、ほとんど大人とかわらなくなるんですが。


ステーションは、真ん中に5つ、そして両端に2つ、合計9つの玉がおける様になっています。
2色9つの玉を、適当におきます。


プレーヤーはカードを同じ枚数だけ配られて、自分の前に山札にしておいておきます。
そして、自分の山札から5枚とって、自分の前に表向けにおいておきます。
カードには、2色の5つの玉がならんだいろいろなパターンが描いてあります。


自分の前においてあるカードとステーションの中央の5つの玉が同じパターンになっていたら、「マッチファイブ」と宣言して、そのカードを捨てて新しいカードを自分の山札から補充します。


もちろん、これだけでは、ゲームが動きません。だから、プレーヤーは、自分の都合のいいようにステーション上の玉を動かします。
ただし、玉を動かしていいのは、動かして必ず「マッチファイブ」宣言が出来る人だけです。
「マッチファイブ」宣言は、今、もうマッチファイブができているか、玉を動かすことによりマッチファイブを作ることが出来るプレーヤーだけです。
「マッチファイブ」宣言をしたプレーヤーは、ステーションの中央にあるの玉を端に動かして、玉をずらすことが出来ます。カードが黒色だった場合は玉を1つだけ、カードが灰色だった場合は玉を2つ動かすことが出来ます。


こうして、「マッチファイブ」を作って、自分の山札をどんどん減らしてなくなったものが勝ちです。


パターンを認識するということで、雰囲気的には、「デジット」とかに似ているかもしれません。でも、このゲームは、手番がありません。速いもの順です。「マッチファイブ」を宣言した人から、どんどんカードが減っていきます。
また、人が作った「マッチファイブ」と同じカードが自分の前の5枚にあれば、いつでも自分も同時に「マッチファイブ」を宣言して出すことが出来ます。


誰もマッチファイブが作れないと思った場合は、「ノーマッチ」と宣言します。
宣言が正しければ、全員に自分のカードを1枚ずつ押しつけることが出来ます。


で、遊んでみましたが、すごくスローリーな展開の「マッチファイブ」になっていました。


速いもの順のゲームですから、「ワードバスケット」と同じよいに、慎重な(苦手な)人が集まるとすごくゆっくりなゲーム展開になって、素早い(得意な)人が集まると、すごくせわしない展開になるんですねぇ。


どうも、中学生の子、今までは、ベテランスタッフと遊んでいたので、すごいせわしなくゲームをしていたようです。
でも、わたしは、この手のゲーム苦手ですから、スゴイゆっくりです。


「えーと、これはー、逆さま向けたらー、このパターンにー、なーるーのーかーなー?」


「し、信じられへんスピードや」


と言われてしまいました。
実力伯仲の人同士がするというのが、けっこう重要かもしれないですねぇ。
いやでも、このスピードの方が、楽しいやろう?


え、物足りない?


ほな、本気出そうか?


「えーとー。黒いカードはー、1かいしかー、うごかせないからー、これはー、できなくてー、次のカードはー、どうんなー」


また、小学生ぐらいの子と楽しみたいと思います(笑)
8人ぐらいまでと、けっこう人数に融通きくゲームです。