選択…


選択というのは、これぐらい難しくて、苦い物なのだということを、「いいひと。」にも、知ってもらいたいもんだ。


というわけで、琉伽夏完結です。


甘くて苦い不思議なテイストに仕上がりました。
最近の外薗作品は、ラスト、ものすごくつっぱしていく印象が強かったのですが、この作品は、少し前のこの人の物語の終わり方を彷彿させます。


「全てお前にまかせる」


と言われて、今までは考えなしに動いていたのに、1番困ったのは、主人公自身だっただろうなぁと思います。


そして、それを越えて、


「わかった!あとはまかせろ!!」


のセリフ。


最後のオチは、なくてもよかったかなぁとも思うのですが、それが真実なのではなくって、彼自身が、そう信じて救われ勝ったのかもしれません。そう考えたら、あれは、あれでよかったのかな。


もしあのとき……。