第5回 ゆうもあゲーム会・京都 その2 なぜ、相棒が見つからなかったのか?

インコグニト


最初に遊んだゲームは、「インコグニト」
いきなり、スゲーな。


「ゆうもあゲーム会・京都」常連の小学生高学年の子のリクエストです。
小学生でも、高学年になってくると、大人と同じようなゲームが、大人と同じように楽しめます。
↑ そして、きっと、このあたりから、大人と同じように自分の好みのゲームというのが、はっきりしてくるのかもしれませんね。
この子は、かなり考える系の雰囲気のあるゲームが、好みのようです。


12月に「インコグニト」を購入して、1月にMMGテーブルゲーム会で遊んだことがあるということで、わたしがインスト。


でも、1回遊んだだけでインストするのは、ちょっと荷が重いゲームでした。


なんか、ところどころ、あやしいところがあるインストでした。そして、このゲームは、けっこうガチガチな推理をしなければならないので、ちょっとした勘違いが、ゲームを難しくしてしまいます。


「インコグニト」は、(ほぼ)4人限定の推理ゲームです。
2対2のチーム戦で、相手を出し抜くことを考えますが、前半戦では、自分以外の3人のプレーヤーの誰が味方で、誰が敵なのかはわかりません。


そこで、他のプレーヤーのコマや、大使のコマと接触するたびに、他のプレーヤーの正体の情報を集めていくわけです。


他のプレーヤーのコマと接触した場合は、そのコマのプレーヤーから3枚、正体に関するカードを見せてもらいます。
大使のコマに接触した場合は、好きなプレーヤーから2枚、正体に関するカードを見せてもらえます。
そして、少なくとも、そのカードの1枚は、真実をあらわしています。
これをくり返して、自分のパートナーを捜していくわけです。


カードを見せる方ですが、カードを要求しているプレーヤーが、自分の味方だと思ったら、推理用のカードではなくて、真実のカードをそのものを渡して見せてもかまいません。
また、指令のカードは、仲間のカードと自分のカードの2枚そろわなければ、意味をなしません。
だから、このカードも、何とかして、相手に見せなければなりません。もしくは、何とかして、相手に見せてもらわなければなりません。


この指令カード、正体を聞いたときの答えとして、相手に見せるカードに忍ばせます。
でも、今回、言い忘れてしまったのは、「指令カードを見せることは、相手に自分の正体を告げたことにならない」ということでした。


つまり、「体格」の質問をしたときに、相手は普通なら「体格」のカード2枚と「正体」のカード1枚を渡してくれるはずです。そして、少なくともこのうち1枚は真実です。


でも、相手が「指令カード」を渡そうと思った場合は、「体格」のカードを2枚わたすか、「体格」と「正体」のカードを1枚ずつ渡して3枚にします。
そして、その2枚のカードのどちらかが、真実でなければならないわけです。


自分では理解していたつもりだったのですが、人への説明をおこたっていたようです。


かなり速い時点で、なんと、小学生の子が、この「指令カード」をわたしに見せてきました。
まあ、普通なら、


「味方か?」


と思うわけですけど、このゲームは、推理ゲームですから、残り2枚のカードから、正体を推理するわけです。
そうすると、なんと、その時点でちょうど正体がわかったわけです。


「敵だ!」


実は、この時、相手の小学生の子は、


「『指令カード』を見せているんだから、相手は、こちらが味方だと理解しているはず」


ということで、推理するための「体格」カードと「正体」カードは、いい加減なニセのカードを出してしまっていたんですね。


それなのに、わたしの方は、


「間違って、わたしを味方だと思ったのが運の尽き。味方は、のこりの2人だ〜」


と思って、残りの2人に、必死にラブコールしていたわけです。
そして、もう1人の敵の正体もわかったので、


「味方は、この人だった」


と、自分の正体を表す真実カードを渡しました。


「へ〜、そうかんですか。ふむふむ。」


な、なんか、反応がへん?
もう1回。今度は、指令カードも、つけちゃおう。


「わかりました。わかりました」


あれ?
しかも、小学生の子は、まだ、こっちにラブコールを送ってくれています。


てなことをしているうちに、相手方が、握手。


「え〜」


見てみると、たった1つの推理のミスが、すべてでした。


うーむ。
前やったときも、若干ルールを間違っちゃったんですね。
自分のやっていることが、嘘をつく気は全然ないんだけども、本当にあっているかどうかを見てくれるジャッジがいれば、便利だなぁと思いました。


まあ、その人は、あんまりおもしろくないかもしれませんが……。


後半、大人同士でも、このゲームをされていましたが、思い違いがあって、推理がくるっちゃったところがあったようです。


うむ。楽しいけれど、ちょっと、難しいね。


そして、行っていきなりこのゲームでしたが、このゲームだけで、もう1時間30分ぐらい過ぎてしまいました。
あんまり、そんなに時間がかかったと思わせないところが、ちょっとすごいです。