それゆえに きみよ 天まであがれ


実は、木原敏江の「天まであがれ!」は、わたしが1番最初に出会った新撰組ものだと思います。
もしかすると、前後して、和田慎二の「あさぎ色の伝説」の1巻だけを読んでいた気がするのですが……。


最後の突き抜けていく感じが、とても印象に残っていて、それが、わたしの新撰組のイメージの原点になっています。
ちなみに、この芹沢鴨のイメージがあるから、あんまり憎めないんですね。


昔読んだときは、キラークイーンとか、何で外人が出てくるんだとか思ってましたが、日本人ですね(笑)


原作はないようですが、読んでみるとけっこう司馬遼太郎の「燃えよ剣」のイメージがあるような気がします。
透明で天才肌な沖田総司と、ばらがき(乱暴者)の土方歳三


もっとも、「燃えよ剣」の主人公は、どっちかというと土方歳三だったような気がしますが。


当初の予定通りの3年間という期間をかけてこの話を書いていたら、いったいどんな話になったのだろうというのも、興味があります。