いたいけな瞳

決める時はいつだって一瞬 「薄紅」を読んで、ちょっと吉田秋生の「櫻の園」を思い出していました。 桜の花びらの散るなか、ポツリポツリという雰囲気の会話が、すごい好きですね。 「卒業生の 桜色のスカーフ 私 あの色 好きだったな」「私は この浅葱色が …

走れば間に合う そう思って走れ 「嘘をつかずに男を騙す方法について」の次が、「花の眠る庭」。 すごい、並べ方だ。というか、この話が1人の人のなかに共存しているのがすごいです。 でも、「嘘をつかずに男を騙す方法について」は、よく読むと、2巻の「…

雨の日は 夢の足跡が ついてくる こま3巻の「いつも心にスキップを」というお話と、4巻の「嘘をつかずに男を騙す方法について」というお話が対になっています。 これは、アレですね。自由に生きている女の子が、もう決まった女の子がいる男にとっては、い…

より切実に… アインシュタインが、子どもに核を渡す話があって、これって、今の時代の方が、より切実な現実になっているよなぁと思う。 1番印象に残っているのは、「橡」。 でも、今回、改めて読んで、はじめて、空が通学の電車の中で自分の相手を見つけて…

出会うのが早過ぎたようで 以前、購入して読んでいて、まあ、印象が残っているわけですが……。 今、読んで見るとその時よりも、もっと理解できるなぁと思いました。 短編集なのですが、最初の「ラブレター」なんかは、とてもよくわかる。それに、熊のぬいぐり…