キミがみつけたボクのココロ


ちょっと前までは、声出して笑って読んでいたコメディだと言うことが信じられないような展開ですね。


「今 傍にいなくていついるの?」


これは、有馬が、自分の本性が大好きな人にばれて、その人に怒りをぶつけてしまったときに、ぶつけられた雪野が言うんですよ。


この強さを持ちたいと切実に思います。


なんだか最近、わたしは、世の中のすべての悪いことは、「孤独感」が生み出しているような気がしています。
「孤独」を楽しむ強さ、自立心をもてればよいのですが、なんだか本当に、「孤立」しちゃって、それが悪いことにつながってるような気がしてしかたない。


もし、1番ひどい絶望を感じたとき、自分の闇に気づいてしまったときに、雪野みたいに言ってくれる人がいれば……。
それだけで、すごく、生きやすい世の中になるのにね。


そして、有馬の絶望感は、愛されなかったことではなくて……。そこまで、気づく雪野。
それは、やっぱり物語なのだけど、そういう物語は、とても大切にしていかないといけません。