井上雄彦

強くなることとの意味 強くなればなるほど修羅の道。 もともと、そこから抜け出るためのものだったのでは? では、なぜ、そうまでして強さを求めるのか? 「強さ」とは、いったいなんなのか? いっぱい、疑問文の感想が出てくる作品です。

吉岡… 時間の密度が、あいかわらずすごく濃いです。 完結するまで、どれぐらいかかるんだろう。 吉川英治の「宮本武蔵」は、佐々木小次郎との巌流島で終わるのかな…たしか…。 ちょっと、読んでみた気にさせるマンガです。 吉岡一門との因縁の対決。人のから…

走れ! 障害があるから強いわけではない。 障害があろうがなかろうが、心が強い人もいれば、心が弱い人もいる。 そういう単純なことなんだけど、「言っちゃいけない」みたいになっていることって確かにあって、でも、良質な物語は、そういう壁をどんどん壊し…

孤独 斬り合うことでしか、人と会話できないとしたら。 そして、話し合った結果、必ずどちらかが死んでしまうのだとしたら。 佐々木小次郎、なんという、悲しい人物なのだと思います。

モーニング えーと、やっと柳沢教授は、現在にもどってきましたが、バカボンドは、まだ小次郎編です。 いい意味で、暴走を許してくれる雑誌だと思います。

原作・吉川英治 武蔵編の時は、 「けっこう、原作通りだよ」 と聞いていたのですが、小次郎編に入って、ぶっ飛んでいるだと思います。 ただ、原作を読んでないので、比べようがないのですが。 しかし、武蔵、野獣だと思っていましたが、小次郎の育ち方の方が…

心の動き この話のすごいところは、話の中心に野宮を持ってきているところだと思います。 そして、この人達の心の動きは、なんか自分とかさなる。 「同情されると惨めになる」 「生涯は不自由ですが不幸ではありません」 それは、一面の真実。 でも、真実は…